たぶん12こめの、記念日

おはようございます。
めろんソーダです。

すっっっかりブログを放置してしまった………。
ぼちぼち復帰させていきましょ。


さて、今日は12/22…………ということで。
そう、喜多見柚ちゃんのソロ曲、「思い出じゃない今日を」の公開日ですね。

記念日がだんだん増えていくのっていいことです。
ただその日だってだけで、いつもより楽しくなれるし。

ソロ……沖縄でまた聴けるのかな。
現地で浴びられたらいいな。

それでは、今日はこのあたりで。

公開の許可もいただきましたので、ソロ曲記念合同誌に応募した感想文を、こちらにも載せておこうと思います。読んでいただけたら嬉しいです。

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最初にこの曲を聴いたとき、正直言って面食らいました。
それはしんげきえくすてのEDとして突然やってきたというタイミングがひとつ。そして曲調も、1曲めはSSRのイラストみたいにタオルを振り回すような曲が来るんじゃないかな~と予想していたので、こんなに柚の内側に、“冬の喜多見柚”に寄り添った曲が来るとはまったくもって予想していませんでした……。
けれど、はじめて柚にやってきた柚のためだけの曲で、こんなふうに柚の普段見えにくいところに光を当ててくれたこと、そして柚がアイドルになったあの冬の日がよぎるような曲になっていることがとてもうれしくて、ありがたく思っています。
この曲は、「キミ」に語りかけるという形をとることで、柚がいつもアイドル喜多見柚として外側に表現している部分というか、柚ってこういうキャラクターだよね、というイメージに応えている部分というか……、(もちろん柚自身は無理して“喜多見柚”を演じているつもりはなくて、ただ柚らしくそこにあるだけだとは思うのですが)そういう柚のパッケージだけではない柚の中身に触れてくれた曲だなと感じています。
たとえば、「あのね、この世界に飛び込んでさ ホントは不安な日もあったんだよ」の部分なんかは、まさに柚が普段見せない中身の部分だと感じていて、それは冬の夜になにか面白いことを探して一人歩いていた15歳の“フツーの娘”としての柚が象徴している“冬の喜多見柚”の要素なんじゃないかな、と。
こういった“冬の喜多見柚”の部分は自分の中でもふわふわしていて曖昧な部分で、ある意味ではネガティブな考え方にも感じられてしまうところでもあり、柚らしくないというか、自分のオタクとして悪い部分が出ちゃって不必要な重さを柚に背負わせてしまっているのではないかと不安に思うときもあるんですけれど、この曲のおかげでやっぱり柚の中身には冬の一面もあるんじゃないかなって思えてきます。そして、こういう一面が見えてくることによって柚の人間味が改めて感じられて、もっと柚のことを好きになれるような気がします。
もう一つ語りたい部分があって、それは曲中に出てくる「キミ」って一体誰なんだろうってとこです。とはいえこの部分はすごく解釈に幅があって、アイドルの仲間だったり、ファンだったり、プロデューサーだったり、いろいろな「キミ」があって、そのどれを「キミ」に当てはめても正解で、「キミ」の数だけこの曲を新鮮な気持ちで楽しめると思うのですが、その中であえて一つ挙げたいのが「キミ」は柚の心のなかにいるもうひとりの柚とでもいえる存在なんじゃないか、ってことです。
最初に出てくるNのカードでの柚はアイドルにスカウトされた瞬間で、この柚だけはまだアイドルになっていなくて、このカードを特訓してN+の柚になってはじめてアイドルの喜多見柚になると思っています。
この“特訓する”ということは、シンデレラガールズのゲームのシステム的には、同じカードを2枚合わせることでレアリティが1つ上がっているわけですが、このときにゲーム内では「特訓で自分自身と向き合おう!!」というメッセージが出ています。そのことをこの曲に持ち込んでみると、「キミ」がもうひとりの柚だとして、この曲で柚が「キミ」と一緒に話をしていることって、まさに自分自身と向き合うことなんじゃないかと思うわけです。そうやって柚がアイドルとして輝きだしていくこともこの曲では表現しているんじゃないかな……なんて。
さて、ここまで“冬の喜多見柚”の話をずっとしてきましたが、この曲で一番好きなところは、この曲がただ冬の曲で終わるのではなくて、冬の次の季節、春に向かうところです。柚は確かに冬の女の子ではあると思うんですけど、“アイドル喜多見柚”を考えたときには、柚は青春の女の子というか、春の女の子なんじゃないかと思います。だからこの曲は、「一瞬が結晶を成して輝いた雪がいつか 眩しすぎた春が来て形を失くすとしても」というフレーズから一気に曲の華やかさが増していって、“春の曲”になることによって“フツーの娘”である柚の部分を感じられる曲でありながら、“アイドル”の曲であることを両立していると思っていて、ここが本当に大好きです。
そして、こうやって冬の柚と春の柚を感じられたいま、わたしはこれからやってくるかもしれない未来の柚が、“夏の喜多見柚”がとても楽しみです。