アレグロ・モデラート

おはようございます。めろんソーダです。

#喜多見さんを語りたい の週、ということもありましてちょっと喜多見柚ちゃんの話をしたいと思います。

 

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先日、ちゅうずさんの【#俺達の少女A】音源を聴かせていただきました。

普通な女の子。楽しむことが大得意な女の子。そして、普段着のままでい続けることのできる女の子。次は何を楽しもうかと探し続けることができるから、「いつか」を楽しみに待ち続けることができるから、僕も柚の担当でいてよかったと思えるのだと思います。

最後に聴こえる柚の声が、僕に聴こえた柚の最初の声だった(ボイス実装されたときの第一声だった)ところも、とっても心憎くて最高でした。

 

さて、Twitterとかでその感想とかその時の様子なんかも眺めたりしてたんですが、柚に対してあんまり「普通」っていうイメージがなかったってのを結構見かけまして。

わたしとしてはそれがけっこう意外で、それは柚自身が自分を評して「元気でカワイイけど、フツーの娘」と言っていることもありますが、自分からみても見た目はストライクゾーンど真ん中156km/hのストレートだし、好きなところはたくさんあるけど、それでもやっぱり普通の子だと思います。

 

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喜多見柚は普通の少女である。

 

 

このことは自分にしてみるとそれこそ”普通”の認識で、逆にあんまりそのへんまとめて考えたこともなかったな、と思いましてこの機会にちょっと整理してみようと筆を執った次第です。

 

考えてみればアイドルをやってて普通な女の子ですっていうのはけっこう不思議なことで、とりわけシンデレラにおいては、キャラの尖りというか、その子を象徴する「武器」になる鮮烈な個性が与えられている子がほとんどな気がします。わたしの担当アイドルで例えれば、「空手」という単語から中野有香が想起されるように。

それこそ「元気」という単語から真っ先に喜多見柚の名前が挙がることはなかなかないでしょうし、まして「カワイイ」なら間違いなく輿水幸子ちゃんが先に出てくるでしょう。

そのほかに柚といえば、いたずら好きな面が話題に出る(ぐさぁーっ!の一件とか)ことがわりかし多いですが、これもただ友達にちょっかいをかけているだけのことで、「いたずら」を武器にしている子といえば小関麗奈サマですよね?

あとはバドミントン部の副部長なんてあたりも出てくるかと思いますが、かといってスポーツ少女!ってイメージなわけでもないですよね。部活少女を武器にしている子といえば愛野渚ちゃんの名前が挙がるでしょうし、みんなとバドできれば楽しいだろうなーとは思っていても、それほど熱心に普及に取り組んでいるというわけでもないようですし。

 

だからユーモアはあっても、ユニークではないんだと思います。

どうしようもなく、普通なんです。

 

しかしながら、喜多見柚という女の子は「普通」を武器にしているわけではありません。

シンデレラガールズで「普通」を武器にしている子は島村卯月ちゃんだと思うんですけど、卯月の普通って徹底された普通なんだと思います。文字通り、何をやっても普通。おみくじを引けば17年連続吉らしいですし、おそらく定期試験を受ければ平均点ジャスト、サイコロを2個振れば出た目の和はいつも7になるんじゃないでしょうか。

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徹底された「普通」

 

でも柚の普通ってそういうのではなくて、全部足してみたときの普通、なんだと思います。人よりちょっと得意なこととか、苦手なことが色々あって、でも何か特別に飛び抜けてあるわけではなくて全部足してみると、だいたい平均値になりました。みたいな。

“ノーマル”というタイプを持っているのではなくて、そもそも特筆すべきタイプがないというか。きっとそんな消極的な普通なんです。

 

だから普通と言っても常に平均点を叩き出し続けるのではなく、上振れや下振れがあるんですけど、得てしてそういうちょっと外れ値のような部分が現れたときに注目が集まるから、結果として柚のことをそこまで知っているわけではないない人にとっては柚が普通だっていうイメージがあんまりなくて、逆に担当Pのような喜多見柚をある程度カバーしている人には普通の女の子としての喜多見柚のイメージがあるんじゃないかな、と思いました。

これ、合ってますかね?

 

……と、ここまでだとなんだかDisってるみたいですが、最近はこの普通さこそが、わたしが喜多見柚にどうしようもなく惹かれている理由なんじゃないかなって思ってます。このありふれた少女らしさにこそ、僕は彼女に無限の可能性と、そこはかとない人間味を感じるのです。人間って、いつどんなときでも偏差値50を出すっていうのは逆に不自然で、向き不向きはもちろん、好不調があって、そういう気分になるときもあれば、そうじゃないときもある。

柚からはその人間らしさが感じられて、そこが大好きで、プロデュースしがいみたいなものを感じるんです。

普通な柚だからこそ、なんだかとっても身近にいるような気がして。

全力で楽しいを追い求め続けるこの瞬間が、最高に楽しいから。